自家栽培でワイン初醸造 塩尻のブドウ農家臼井さん 5月23、24日ワインピクニックで販売

塩尻市のブドウ農家・臼井喜子さん(広丘郷原)は、自身の「一文字農園」で栽培したナイヤガラとコンコード、スチューベンが原料のロゼワインを初めて造った。5月23、24日に同市で開かれる塩尻ワイナリーフェスタの、平出遺跡公園(宗賀)で催す「ワインピクニック」で販売する。商品名は「紅月の雫」(750㍉㍑、2500円)。ナイヤガラをベースにした柔らかな酸味と爽やかな香りが特徴で、「優しい味わいで誰でも飲みやすい口当たり」(臼井さん)。すっきりした辛口で和食にも合うといい、辛口が苦手な人はナイヤガラのジュースで割るのがお勧めという。
ラベルのイラストは、高ボッチから昇る月を眺める伝説のキツネの後ろ姿で、塩尻らしさを表現した。
臼井さんは塩尻ワインの周知にも力を入れ、ワインエキスパートの資格を取得し、ワイン検定の認定講師や塩尻ワインガイドなども担う。今回の醸造は2018年から21年まで学んだ「塩尻ワイン大学」の同期生の縁で、ワイナリー「CAVE桔梗」(広丘郷原)に委託した。
4代目で父から畑を受け継ぎ約40年。自分の農園で栽培したブドウで初めてワインを醸し、「父の代から思い描いていた夢がかない、うれしい」と臼井さん。「販売することで購入者との交流が生まれる。塩尻ワインのPRになると同時に、原料ブドウの生産者の思いも知ってもらえる」と話している。