
県高校文化連盟吹奏楽専門部(武井淳一会長)は5月11日、台湾の高雄高級工業職業学校(日本の工業高校に相当)の吹奏楽部員約30人を招き、交流演奏会を松本市水汲のキッセイ文化ホールで開いた。松本蟻ケ崎、松本美須々ケ丘、松本第一(以上同市)、豊科(安曇野市)の4高校の吹奏楽部が参加し、音楽を通じて交流を深めた。
オープニングセレモニーで武井会長が「互いの音楽や文化を理解し合い、この交流を通して両国の関係がこれからも長く続くことを願いたい」とあいさつ。4校の部員を代表して豊科高3年の近藤優衣部長(17)が「言語の壁があったとしても、音楽を通してつながれると思う。今日出会えたことに感謝し、一緒に音楽を楽しみましょう」と呼びかけた。
演奏会では各校がポップスやアニメソング、クラシック曲など2、3曲ずつを披露。台湾の学校は地元の四季の風景や郷土の情緒を描いた流行歌「四季謡」や、「桃太郎」「浦島太郎」などから成る日本の童謡の組曲ほかを演奏した。最後に5校の約200人で吹奏楽の定番曲「宝島」を演奏し、会場いっぱいにハーモニーを響かせた。
当初は3月の「県高校吹奏楽フェスティバル」に招く予定だったが、都合が合わず今回になった。松本蟻ケ崎高3年の小澤怜奈部長(18)は「言葉は伝わらなくても、演奏を通して互いの心が通じ合えた。他校の演奏も聴けてよい刺激になった」と話した。
12月にはオーディションで選ばれた県高校台湾選抜吹奏楽団が現地を訪れ、交流する。