
松本市両島の「ガーデン&ギャラリー風雅」は5月27日~6月1日、オープン20周年を記念して、オーナー井口美津子さん(76)の絵画コレクションを初公開する「絵画に魅せられて」を開く。「木々も花々も美しい時季。湧き水が流れる庭の散策とともに楽しんで」と呼びかける。
画家・上條喜美子さん(塩尻市)の油彩画、井口さんが大ファンという芸術家・流郷由紀子さん(山梨県)の水彩画、ユトリロのリトグラフなど作品は多彩。戦時下に松本の浅間温泉に疎開し、信州美術会の会長などを務めた画家石井柏亭(1882~1958年)の水彩画は、実家(山形村)の居間にあったもの。自身が二十歳の時に描いた油絵3点を含む三十数点を展示する。
井口さんは、山形中学校(当時)卒業時に、美術教師の千村仁武さん(故人)から贈られた油絵に引かれ、絵が好きになったという。会社勤めをしながら好きな作家の個展で作品を買い、20代半ばには仏ルーブル美術館や大英博物館などを回る長期間の旅行もした。
結婚、子育て、親の介護を終えた後、亡き義母から「大事に手入れをして」と託された庭をオープンガーデンとして開放。夫をみとった後はその一角にギャラリーを建て、ライフワークとして多くのアーティストに作品発表の場を提供してきた。
「私の好きな絵を見て幸せな時間を過ごしていただければうれしい」と井口さん。
午前10時~午後4時半。入場無料。車椅子での来場も可。風雅TEL0263・25・8544