「サックスの味を楽しんで」農業にも取り組む安曇野市のサックス奏者・笠村勇樹さんが5月30日カルテット演奏会

「自然の中で暮らしたい」と昨年3月、埼玉県から安曇野市穂高有明に移住したサックス奏者の笠村勇樹さん(29)。今年から念願の稲作を始め、農業体験ができるゲストハウス(同市三郷小倉)のスタッフにもなった。だが、活動の基本はあくまでサックス。5月30日、同市豊科の「カフェレストラン清雅」でカルテット(四重奏)の演奏を披露する。
カルテットの名は「Homalle Saxophones(ほまれサクソフォンズ)」。メンバーは全員サックス奏者で、3人は大学の同窓生だ。普段は別々に活動しているが、4人そろうと同名で演奏する。リーダーは笠村さんで、「誉れ高い音楽集団でありたいと思って名付けた」。
笠村さんは東京都調布市出身。尚美学園大(埼玉県)で学び、2018年、ソロリサイタルでデビューした。以来、演奏以外にも演劇の音楽制作、子どもたちとのワークショップなどに携わった。「気が多いと言われる」と苦笑するが、「どれもが自分」と胸を張る。
田舎生活は妻の珠乙さんも望んだ。「コロナ禍の頃、社会の在り方などへの疑問が大きくなり、食を自給したい思いが強まった」と二人。
埼玉県新座市から安曇野市に移り、最初の冬は酒蔵のスタッフを経験した。居住地での必要性から、市主導の組織「ニホンザル追い払い隊」にも属し、声や笛でサルを山に追い返す活動をしている。念願の稲作は今年、市内の田を借り、知人を含め4人で始めた。「無農薬を目指している。今は育苗中」と張り切る。
30日の演奏会メンバーには、同市穂高有明出身のサックス奏者、増井一喜さん(26、さいたま市)もいる。笠村さんの大学の後輩で、「サックスカルテットならではの味を楽しんでほしい」とPRする。
当日は午後7時開演。モーツァルトの曲などクラシックを演奏する。一般3千円、学生千円。チケット代と1ドリンクの注文が必要。笠村さんTEL090・1251・1401