【中村小太郎・自然派生活】#29 ひらめいた!「新聞紙マルチ」で稲作

私の自宅近くの、吉田小学校(塩尻市広丘吉田)には、教育に熱心な大人たちが、学校のカリキュラム以外の社会教育を担う「コミュニティ・スクール」というプログラムがあります。
漢字では「学校運営協議会」というお堅い名前です。耳にされた方も多いのではないでしょうか。
そのスクールの委員を4年連続でやらせていただいている私が、来年の活動として「農業体験(稲作)」を提案したところ、構成員で農家が私1人だったため、担当者としての役目がブーメランのように飛んできました。
しかし、私が栽培している塩尻市ふるさと納税返礼品「自然栽培コシヒカリ小太郎米」は、除草剤を使わない「紙マルチ式田植え機」で行っているので、子どもたちと一緒に田植えはできません。
余談ですが、この紙マルチはよくできていて、40日間で溶けて土に返るという優れものです。
「待てよ。紙…」。ぴんときました。「この紙マルチの代わりに、古新聞は使えないだろうか」と。ひょっとしたら、これは大発明になるかも。
早速、調べたら、先駆者がいました。しかし、稲作には使用していません。私が稲作での先駆者となり、今年は実験的に小規模でやってみることに決めました。
考えてみると、新聞紙を数枚重ねると、遮光バリアになり、雑草が生えてきません。土壌水分の蒸発も防げるので節水もでき、土の温度も安定します。
さらに、新聞紙が分解する過程でミミズや微生物の活性が高まり土地改良剤としての効果も期待できそうです。いいことずくめの予感がします。
来年は吉田小の子どもたちと一緒にこの「新聞紙マルチ」で陸稲稲作を楽しもうと思います。
いいことずくめといえば、もしかしたら、古新聞は「ただ同然」で手に入るかもしれませんね。こちらもご近所の、信濃毎日新聞ふれあいネット村井広丘営業所に相談に行ってみます。
(農業、塩尻市在住。次回は6月23日掲載予定)