
松本市街地を流れる女鳥羽川で5月23日、自然観察会が開かれた。市が主催する「生物多様性エコスクール」の一環で、市内の5人が参加。身近な川辺で見られる動植物について理解を深めた。
総合環境研究所(野溝西2)主席研究員の竹田正博さん(67)と、同市の都市計画家、倉澤聡さん(50)が講師を務めた。参加者は市立博物館(大手3)で、生物多様性や女鳥羽川の動植物について事前に説明を受けた後、川へ移動。縄手通りから河川敷に下り、上流へ向かって歩きながら1時間ほど観察した。
「女鳥羽川で確認されている約300種類の植物のうち、半分近くが外来種」と説明を受け、特定外来生物のオオカワヂシャや、猛烈な勢いで増えるナガミヒナゲシを見つけ、抜き取った。在来種を探すと、チドメグサやクサヨシ、ヘクソカズラなどが見られた。川に入り網ですくうと、サワガニやヤゴなどの水生生物も観察できた。
家族で参加した同市丸ノ内中学校1年の福澤武琉さん(12)は「こんなに近くに、こんなにたくさんの植物や生き物が生息していると知らなかった」と驚いた様子。竹田さんは「自然に目を向け、関心を持ってもらうきっかけになれば」と話していた。