
実践的なカウンセリング研修で、子育て中の親などを支援するNPO法人県子どもサポートセンター(安曇野市穂高有明)は5月24日、「不登校や子育てに役立つ発達心理講座」を同センターで開き、約30人が参加した。
同センター所長で、安曇野内科ストレスケアクリニック(同)院長の飯田俊穂さんが「不登校はなぜ起きる? 子どもの心と発達からの理解」「不登校の子どもへの関わり方 回復を支える接し方」のテーマで講演した。
2021年から4年間の県内の小中学校、高校の不登校に関わるデータを紹介。千人当たりの不登校数が、小学校は4年間とも全国で5番目以内に多く、中学校は22年から3年間は9番目以内に多かった。
一方で高校は30番目など一気に順位が下がった。飯田さんは要因について「地方は大都市と比べ小中学校の選択肢が少なく、不登校が多くなる。高校は自由に選択できる」と分析した。
また、「不登校は子ども一人の中だけで起きる問題ではない。周囲の環境とうまくかみ合わせることが必要」と指摘。「『ただいま』『お帰り』などを対面で言うことが、脳の発達には極めて重要。社会が便利になり、ネット上のあいさつが増えているが、脳はそれに反応しない」と強調した。
同講座は県の「困難を抱える子どもへの動物介在活動による支援事業」の一環。毎月1回、県内6会場(中信地方は他に朝日村中央公民館)で開いている。
問い合わせなどは、同センターTEL0263・50・5682