
旧制松本高校や後身の信州大で親しまれてきた寮歌を歌い継ぐ「松高・信大寮歌祭」は5月23日、松本市あがたの森文化会館講堂(旧松高講堂)で開いた。他校の関係者を含め、昨年より20人ほど多い約110人が参加。寮歌に声を張り上げながら、学生時代の思い出に浸った。
現役生ほか他校関係者含め約110人参加
松高同窓会が開いていた寮歌祭を信大同窓会連合会、信大などでつくる実行委員会が引き継いで11年目。今回、松高同窓生の参加者はいなかった(家族が3人参加)。
信大交響楽団、信大混声合唱団に参加する現役生の演奏、コーラスをバックに松高校歌、信州大学歌、思誠寮(松本市)寮歌「春寂寥」を全員で合唱。その後は思誠寮のほか若里寮(工学部、長野市)、中原寮(農学部、南箕輪村)など各学部に伝わる寮歌や、全国各地の他校の寮歌などを次々に歌った。
昨年に続き参加した宮嶋由美子さん(64、埼玉県深谷市)は思誠寮女子寮で4年間過ごし、4年生の時は寮のあがたの森から横田への移転も経験。「寮歌はコンパなどでよく歌った。とても懐かしい」と感慨深げだった。
一方、松高・信大以外では一高・東大、二高・東北大、大阪高・大阪大、五高・熊本大など10校の関係者17人(昨年は11人)が参加した。旧制高校からの寮歌を歌う催しは全国的に減っているという。
山成喬彦さん(85、東京都世田谷区=東大卒)は「寮歌への思いは強い。こういう形で他校も参加できるのはうれしい」と話していた。