
ハーブティーの材料などに使われるエルダーフラワーを育て、塩尻市の地域振興や農福連携につなげようと励む市民グループ「塩尻エルダーの会」が5月25日、同市片丘の畑で今年最初の花摘みをした。シロップ「エルダーフラワーコーディアル」の製品化を請け負う矢沢加工所(下西条)の従業員らも加わり、12人が汗を流した。
初夏にレースのような白く繊細な花が咲くエルダー。個人宅の庭や遊休農地で2種類約20本を育てている。欧米では風邪薬やリラックス効果のあるハーブティーとして重宝され、〝薬箱〟と称されるほど身近な植物だが、日本ではなじみが薄いという。
新鮮なまま瓶詰めするため、花は加工所代表の真田秀志さん(66、宗賀)の指示で必要分だけ摘んだ。加工前の洗浄など下ごしらえ作業を依頼する、塩尻社会福祉協議会就業支援事業所「すみれの丘」(広丘野村)へ、すぐに搬入。水は北小野の地下水「たのめの里の水」を利用するなど「完全塩尻産」だ。
同会代表の県会議員丸山寿子さん(67、片丘)は「数年前から取り組み商品化できたので、もっと広める努力をしたい。昨年は市のふるさと納税返礼品にも採用されて、会員は喜んでいる」と話す。今春、人気バンドが映画の主題歌として「エルダーフラワー」を発表したことも、会員の励みになっているという。
シロップは150㍉㍑2千円。市内の駅前観光センター、木曽くらしの工芸館、サンサンワイナリーで扱う。矢沢加工所TEL0263・54・7830(ファクス兼用)