古流美・青会が中国の弟子たちと初企画 「里帰りいけばな展」

松本市和田の上條美智子さんが中国で創流し家元を務める「日本いけばな古流美・青会」による「里帰りいけばな展」が5月30、31日、山形村のアイシティ21で開かれた。北京の教室の弟子とともに、国内では初めて企画。多くの来場者が鑑賞した。
吹き抜けスペースに、上條さんと北京の教室の計10人ほどの作品を展示。中国製の深い赤と黒の花器に、マツやモミジ、キク、コチョウランなどを生けた全高2㍍も近くある迫力たっぷりの作品や、バラやアルストロメリアなどを個性豊かに飾った作品が並んだ。トルコの水パイプなど世界各国のユニークな〝花器〟を使った作品も目を引いた。
上條さんが長野国際文化学院(諏訪市)で日本語を教えていた三十数年前、生徒だった中国人の王仲青さんが生け花に興味を持ったのが創流のきっかけ。上條さんに生け花も教わり師範免許を取った王さんは帰国後、周囲からの要望に応えて指導を開始。同会を立ち上げた上條さんも年に何度も現地に赴き、2013年から北京での展示、体験指導を続ける。
今展は、中国の弟子から「本場の日本で展示してみたい」との声が上がり、開催することに。上條さんは「中国の弟子たちの作品は大胆さや個性が持ち味。本場での展示を通じ、多くのことを学んでほしい」と話した。