朝日村教委が鉢盛中で公民館講座 学校の空き教室地域開放事業と合致

朝日村教育委員会は、中学生がやりたいことを地域の人が協力して行う「中学生のみんな集まれ!」と題した公民館講座を開いている。昨年度から毎月1回、村中央公民館で行ってきたが、本年度初回の5月27日は、活動を知ってもらおうと、鉢盛中学校(朝日村)に「出張」。同校が取り組んでいる空き教室の地域開放事業とも、かみ合う活動になった。

生徒と地域住民交流しやすい環境を

講座は中学生の居場所づくり事業としてスタート。部活動の地域移行後、地域クラブに入らない生徒らが孤立せず、地域の人と関わりながら集う機会をつくる。放課後に、村民ボランティアと一緒に調理や編み物などをしてきた。
しかし、昨年度の参加者が少なく、中には卒業した生徒もいるため、「まずは活動を知ってもらう必要がある。公民館で待つだけでなく学校に出向こう」と、夏祭りで使う狐の面の色付けなどを計画した。
一方同校では、空き教室を学校外の団体に活用してもらい、生徒との交流などにつなげたいと「CSはちもりルーム」を設置。昨年度から地域に開放している。現在は山形村の囲碁クラブが月2回活動中。休み時間にのぞいていく生徒もいるが、教室利用はまだ少ないという。
今回はその部屋を活用。ボランティア4人と中学生2人が参加した。昨年も公民館での講座に参加した清沢茉利さん(3年)は「いろんな体験ができるし、地域の人と話すのも楽しい」。初参加の齊藤果歩さん(2年)は「お面の色付けに興味があった。関心が持てる内容なら、今後も参加したい」と話した。
帰宅後に改めて公民館に行くより、学校に残ったまま講座が受けられる気軽さがあり、「会場は学校の方が良い」と生徒たち。下田力公民館長(68)は「中学生のニーズを知り、何ができるかを考えたい」と話す。藤松隆雄校長(57)も「これを機に地域の人の教室活用が広がって、中学生と顔なじみになったり、活動に関心を寄せたりして交流につながれば」と話していた。