
上松町小川の「かんでんギャラリー」(関西電力木曽水力センター1階)は6月29日まで、南木曽町田立のイラストレーターみやがわまもるさん(52)のペン画展を開いている。「日常の風景の中のわずかな非日常」がテーマ。細密でポップな色合いの28点を展示している。
ペン画は、鉛筆で下絵を描いてからペンで本番の絵を描く「ペン入れ」をし、その後、透明水彩絵の具で色付けして仕上げる。ペンは極細で、作品を遠目から見ると写実的に見え、近くに寄るとその細密さがよく分かる。
みやがわさんは、木曽地方の風景を撮影した写真を基に描き、その中に妖怪や動物などを描いて幻想的な雰囲気にする。
50号の大作「鈍行列車 昔日発みらい行き」は、南木曽町の国道19号から見える鉄道の廃線の風景を描き、動物などが乗った蒸気機関車を走らせ、空にてんぐが飛んでいる。2024年の第50回現代童画展で現代童画会賞を受けた。
お気に入りの作品という「誘い」(21年、サムホール)は、岐阜県下呂市の神社に生える巨木の根元とコケに焦点を当てて描き、傍らに白キツネを座らせた。
みやがわさんは「木曽の人には見慣れた風景。そこに非日常を加えた作品を見て、楽しい気持ちになってほしい」。午前9時~午後5時。無料。土・日曜は休館だが13、21日は開館する(3時半まで)。同センターTEL0264・52・4681