松本・自性院前住職の鳥羽弘純さん追悼コンサート 仲間と観客約100人しのぶ

松本市神田の天久山・自性院の前住職で、3月5日に74歳で亡くなった鳥羽弘純さんの追悼コンサートが6月6日、同寺本堂で開かれた。生前、音楽活動に熱心に取り組んだ鳥羽さんを慕う仲間たちが熱い演奏を繰り広げ、集まった約100人の観客と一体となって会場を盛り上げ、故人をしのんだ。
鳥羽さんとゆかりのあった7組が出演。「む・じょんじょん」は、鳥羽さんが高校時代に初めて組んだバンド。解散と再結成を繰り返し、約10年前に結成した6代目は、鳥羽さんが闘病生活に入る4、5年前まで活動したという。
「とりのはねトリビュートバンド」は、鳥羽さんと約40年前にバンドを組んだ中村ゆき江さん(62、同市村井町北)らが、この日のために組んだ。
出演者らは、観客席に設けられた鳥羽さんの祭壇に向かって、感謝の気持ちや思い出などを語ってから演奏。時折、涙で声を詰まらせる場面もあった。
生前、「俺が死んだら音楽葬をやって」と仲間たちに伝えていたという鳥羽さん。その願いがかなわなかったため、実行委員会を組んで追悼コンサートを開くことにした。
鳥羽さんと20歳前後に知り合った中村さんは「人生の師匠で、私の人生を広げてくれた人。いろんなことに携わらせてもらった」と感謝した。
実行委員長を務めた三枝政司さん(67、神田)は「大親友で、兄貴的存在だった。人間味にあふれる人で、いつも周りには仲間がいた」と涙を拭った。