総文祭前に感謝の舞台 美須々ケ丘高・県ケ丘高演劇部の壮行公演

秋田県で7、8月に開かれる全国高校総合文化祭の演劇部門に出場する松本美須々ケ丘と松本県ケ丘の2校の演劇部の壮行公演が7日、松本市のキッセイ文化ホールで開かれた。主催は県高校演劇連盟と、演劇ワークショップなどを行う「えんげき楽部つくりエイト」。両校の部員たちは感謝の思いを込め、全国大会と同じ作品を、家族や級友ら約570人の前で披露した。
今年1、2月に埼玉県で開かれた関東高校演劇研究大会で、美須々ケ丘が最優秀賞、県ケ丘が優秀賞に選ばれ、全国から12校が集う大会出場を決めた。


美須々ケ丘の作品は「親愛なるキティ The Diary of a Young Girlより」。第2次世界大戦中にユダヤ系ドイツ人のアンネ・フランクが、ナチスの迫害を逃れながら書いた「アンネの日記」が題材。ラップ風のせりふが印象的だ。
県ケ丘は「お前に自転車の乗り方を~チェルノブイリ1986」。旧ソ連(現ウクライナ)で起きた原発事故に真正面から取り組んだ。表現スタイルは全く違うが、両校とも社会性がある重いテーマを扱った。
美須々ケ丘の部長、田野尻瑚都さん(3年)は、終了後のあいさつで「現時点での最高の演劇を見せることができた。全国大会ではさらにパワーアップしたい」と述べた。


県ケ丘の部長、中西ほの花さん(3年)は「作品を通じて、私たちの普通の生活は、簡単に壊れてしまうと思った。原発事故について、みんなが考えるきっかけになれば」と話した。
全国大会で、両校の発表は共に8月1日、大館市「ほくしか鹿鳴ホール」で。美須々ケ丘が午前9時40分、県ケ丘が11時10分からの予定。