サッカーの第25回全日本O-50(50歳以上)大会(6月27~29日、兵庫県三木市)に、アルフット安曇野シニア、フォルツァ松本シニアが北信越代表として出場する。県勢の2チーム出場は9年ぶり。50歳を超えても高いレベルで競技を続ける選手らが、全国の同好の士たちと競い合う。

アルフット安曇野は16年連続16回目の出場。予選の県大会・県リーグと北信越大会をいずれも16連覇という「絶対王者」だ。
ところが全国大会では競技人口で勝る関東勢などの後塵を拝し、4チーム総当たりの予選リーグを1位通過し、決勝トーナメントに進めたのは過去4回だけ。過去の最高成績は2014年の準優勝だが、直近5大会は予選敗退が続く。
選手は県内各地から集まった、つわものぞろい。指導者はおらず選手間で切磋琢磨(せっさたくま)しながら、県外にも遠征して練習試合を重ね、ストイックにレベル向上を追求している。
FW高田昌幸(52、池田町)、DF榎本拓(53、同)は「(50歳を過ぎても)強い相手と、高いレベルで競技できるのが楽しい」と口をそろえる。
チーム最年長のGK坂口善文(57、松本市)は「今年こそ予選を突破し、全国制覇を」と〝若手〟にハッパをかける。

フォルツァ松本は、県リーグでアルフットに勝てず県代表を逃してきたが、北信越大会(4月)が県開催だった今年、開催地2枠目の県代表になったチャンスをものにし、北信越大会もアルフットに次ぐ2位で初の全国切符を手にした。
2014年、「オールドロック」のチーム名で発足し、その後フォルツァ松本のシニアチームに。主に松本市と周辺の選手が集って県リーグを戦い、県外のシニアチームとも練習試合を重ねる。
創設者でチームを率いる永田義隆代表(54、松本市)は「この年になると選手のコンディションが日替わり」と苦笑しつつ、「全員でボールを奪いに行く守備からカウンターで、まず全国1点目を」と意気込めば、得点源のFW筒木英次(53、同)は「自分が(点を)取る」と力強い。
DF井上裕二主将(52、同)は「全員で戦い、北信越の代表として恥ずかしくない試合を」と大舞台に臨む。