
貴重な機会 魅力を多くの人に
タイルが縁で知り合った、タイルアーティストの藤本寿恵さん(57、松本市女鳥羽2)と、タイルクラフト作家の中野都子さん(39、同市原)、青木知里さん(49、中野市)の3人が、「タイルの魅力を広げたい」と6月27、28日午前10時~午後6時、山形村のアイシティ21で「信州タイルマルシェ」を開く。
タイルは、昭和に建てられた家の風呂場やトイレなどによく使われたが、今では目にする機会が減ってきた。一方で近年、本来は建築資材であるタイル自体の美しさを、生活の中に取り入れて楽しむ人が、少しづつ増えているという。
マルシェは、ワークショップやタイル、タイルを使った作品の販売などを行う。全国的にも珍しいイベントだ。
アート作品販売県外など8店参加
「信州タイルマルシェ」を企画した3人は、タイルと深く関わっている。それぞれ屋号を名乗って活動している。
「トコトコ タイル」の屋号で活動する中野都子さんは、松本市を中心にタイルクラフト作家、ワークショップ講師として活動している。自宅で開くワークショップは常に満席になるほど人気だ。
「コーヒーとタイル」の藤本寿恵さんは、自身がタイルアーティストとして活動し、夫と息子はタイル張り職人。家業で使うタイルに特殊な絵の具で絵を描いて作品を創り出している。
「コンデイド」の青木知里さんは、中野市などでワークショップ講師や作家として活動する。工務店で仕事をする中で、「タイルを身近に インテリアに」をコンセプトに、タイルの魅力を発信している。
3人の活躍をSNSなどで知った岐阜県多治見市の会社から「長野県はタイルが盛り上がっているようだから、一緒にイベントをしないか」と声をかけられたのがきっかけで、昨年秋から企画を始めた。焼き物の伝統がある多治見は、タイルの全国シェア1位の町だ。
マルシェには、多治見などからタイルショップが8店参加。3人の作品のほか、小さなタイルを組み合わせたモザイクアートのアクセサリーや、美濃焼タイルのアクセサリー、タイルの流し台などの販売や、さまざまなタイルの販売などもある。藤本さんは「タイルを個人で少量を買える所は少ないので、貴重な機会だと思う。大勢の人にタイルを手に取ってもらいたい」と話す。
ワークショップは、大きさも形も多種多様なタイルから好きな物を選んでリースを作る。2800円。藤本さんの描いたタイルも一つ使える。
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