
木祖村と村商工会、村産業協同組合などでつくる「やぶはら高原イベント実行委員会」は6月13日、木曽地方から名称が広がったとされる、毛針による「テンカラ釣り」の講習会を村公民館小木曽分館で開いた。午前と午後の2回行い、県外を中心に愛好者計37人が学んだ。
愛好者の間で「テンカラ大王」の異名をとる石垣尚勇さん(79、愛知県豊田市)が講師を務め、午前の部は18人が参加した。
石垣さんはテンカラ釣りを「日本固有の歴史がある釣り方で、対象はイワナやアマゴ」などと説明し、「名称は約60年前に木曽地方から全国に広まった」と紹介した。
参加者は釣り針とテープ、ハックル(羽根)、はさみ、針を固定する道具「バイス」で毛針を作り、木曽川水系の笹川で実際に釣りをした。
同村は観光振興を目的に例年6、7月、同分館前を起点に笹川の上下流850㍍を「テンカラ釣り優先区域」として普及に力を入れる。講習会はその一環で2019年から開いている。
村産業振興課の児野稜さんは「参加者は学んだことを再び来て試してほしい。村全体がテンカラ釣りのメッカになれば」と期待していた。