
公益財団法人ハーモニック伊藤財団(東京)は6月27日、安曇野市豊科公民館で「ハーモニックコンサート」を開いた。安曇野市に主要製造拠点を置く精密減速機製造の「ハーモニック・ドライブ・システムズ」(東京)の設立10周年を記念して1980年から始め、今回が40回目。約600人が訪れた。
2008年バルトーク国際ピアノコンクール優勝など数々の国際コンクールで優勝し、国内外で活躍するピアニスト、金子三勇士さんが、ショパンの「革命のエチュード」、モーツァルトの「トルコ行進曲」などを演奏した。
金子さんは「ショパンは革命、戦争など戦いの場面を表現しているが、それは作曲家として戦争はいけないということを訴えたかったから。今の時代にも通じるメッセージ」などと解説。近藤千恵子さん(76、松本市波田)は「クラシックが好きで、近年は毎年来ている。素晴らしい音楽が聴ける」などと話した。
コンサートは、工場がある豊科町(現安曇野市)に感謝の気持ちを届けたい―と始まった。広報室の柴田早希さん(29)は「入場料は全額を学校図書費として寄付している。地域文化の発展とともに、子どもの学びを支える一助になれば」などと話した。