
夏日、真夏日、猛暑日に「酷暑日」が加わった今年の夏。厳しい暑さが予想される中、涼を取る方法はさまざまあるが、かき氷は「おいしさ」も楽しみ。最近はメニューも増え、こだわりの味を出す店も。松本、塩尻市の3店を訪ね、お薦めを聞いた。
ふわふわで〝キーン〟としない
不思議なかき氷松本店(松本市島立)
「がつがつ食べても頭が〝キーン〟としない不思議さ」が店名の由来。上高地の天然水を使った氷で、ふわふわしているのが特長だ。
全てのメニューにヨーグルトベースのソースをかけ、その上からイチゴなど、自然の甘みを生かしたシロップをかける。抹茶、レモンなど定番は7種。そこにナガノパープルなど季節のメニューが加わる。1500円から(テイクアウト千円から)。
抹茶は京都の宇治産、イチゴは地元産など、素材にこだわり、オーナーの伊藤ちまさんは「サイズは大きいが食べきれます。分かりにくい場所だが、松本合同庁舎の近くです」。
土~火曜。正午(土、日曜は午前11時半)~午後4時半。TEL090・2671・6350

相性のいいフルーツシロップ
あさま茶房(松本市浅間温泉3)
天然氷とイチゴ、宇治抹茶、マンゴーのシロップは兵庫県から取り寄せる。
お薦めはイチゴ味。埼玉県が開発したオリジナルのブランドイチゴ「あまりん」のジャムをシロップの上にのせる。「強い甘みとほどよい酸味のバランスがいいです」とオーナーの小山寿美子さん(67)。宇治抹茶は大納言小豆をトッピング、マンゴーは果肉を大粒にして使っている。各千円。
結晶が大きい天然氷は不純物が少ないため、ふわふわで口溶けがよく、シロップと好相性。小山さんは「ハンドドリップし、南部鉄瓶から氷の入ったカップに注いだアイスコーヒーも一緒にどうぞ」と勧める。金~日曜。午前10時~午後5時。TEL0263・55・7716

造園会社が「フルコース」提供
茶房 一緑(塩尻市洗馬)
1品目に「始まりの氷」が出て、「季節の氷」「温かな一椀(ひとわん)」と続き、しめは「終(つい)の和氷」。造園会社が手がけた茶房で楽しむ「森と果実のかき氷コース」だ。
始まりの氷は、杉やヒノキなどの「フォレストシロップ」がかかった小さめのかき氷。目で、香りで、味で森を感じることができる。
季節の氷は今はイチゴとルバーブか、河内晩柑が選べる(なくなるとアンズか桃になる)。温かな一椀は地元の野菜を使ったポトフ。終の和氷は京抹茶のシロップが楽しめる。3850円。完全予約制(前日までに)。
予約なしでも、季節の氷、終の和氷は単品で注文できる(1320円から)。
午後3~5時。不定休。TEL050・1726・3356