【なないろキッズ】 #121 好きなこと楽しんで

もうすぐ夏休みです。学校がある毎日は、子どもたちも意外なほど忙しく過ごしています。授業や宿題、学校行事、習い事、友達との関わり…。心も体もたくさんのエネルギーを使っています。
子どもの時期には、さまざまな経験の中から、自分の「好きなこと」や「興味のあること」をたくさん見つけて、楽しい時間を過ごすことがとても大切です。夢中になって遊ぶこと、新しいことに挑戦すること、楽しいと感じる時間の積み重ねから、心が豊かになり、自分らしさを育てていきます。そして、「好きなこと」は思春期や青年期になり、壁にぶつかり悩んだときに、自分を支えてくれる大切な力になります。
「好きなこと」「興味のあること」、いわゆる趣味を見つけてほしいと思っても、学校がある毎日では時間にも気持ちにも余裕がなく、新しいことに挑戦したり何かに根気強く没頭したりする気力が湧かないことも多いものです。夏休みのような長期休暇こそ、ゆとりのある生活の中で、好きなことをたくさん楽しみましょう。
お絵描きや虫捕り、スポーツ、音楽、工作、料理などはもちろん、ゲームやアニメ視聴、推し活だって子どもにとっては立派な「好き」です。心から「楽しい」と思える時間は、子どもにとって大切な余暇活動です。好きな世界に没頭することで疲れが癒えたり、知識が広がったり、同じ趣味の仲間と出会えたりすることもあります。
保護者が付き合う余裕がある時は、本人の興味に沿ったお出かけや、活動をぜひ一緒に楽しんでみてください。「何がそんなに面白いの?」と興味を持って話を聞いてみるだけでも、お子さんにとってはうれしい時間になるかもしれません。子どもの興味に付き合っているうちに、保護者自身も意外な趣味が広がることだってあります。
さまざまな体験や活動の中から、ずっと続く趣味ができたらラッキーですが、一時的なブームに終わるとしたって、「楽しかった」と心から思える時間は、決して無駄にはなりません。たくさんの「楽しい」から次の興味へと移っていくのもまた、子どもらしい時間の使い方と言えるかもしれません。