
大町市の大町岳陽高校生徒会は7月16日、主にカンボジアの子どもたちに贈る日本語の絵本に、同国公用語のクメール語の翻訳シールを貼る作業をした。同校伝統の「アジア・アフリカ難民支援運動」の一環で、絵本は公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(東京)を通じて現地に届けられる。
生徒会の図書委員会と、支援運動を進める「アジアフ係」が昨年に続いて行い、委員と希望者の計17人が参加。「かおかお どんなかお」「おおきくなったら、なんになる?」など6種類計20冊の表紙と本文の日本語の上に、対応するクメール語のシールを貼り付けた。巻末には、作業をした人の名前を日本語とクメール語で書き入れた。
図書委員長の岡本翔梧さん(3年)は「現地の識字率向上につながると思うとうれしい。伝統としてつなげていきたい」。アジアフ係長の一人・下川真由さん(同)は「もっといろんな人が関われる活動になればいい」と話した。
支援運動は、同校の前身の一つ、大町北高が40年余前に始めた。アジアフ係は講演会や、支援物資の地域への協力の呼びかけと回収、輸送費を得るためのバザーなどを行う。今年はコートジボワールに、段ボール54箱分の衣服や文房具などを送る。