
大町市の大町中学校生徒有志が主体の社会活動グループ「大町中学校イベントサークル」(15人)は8月、生徒が開発したかき氷を市内の催しなどで販売する。かき氷を通して地元の水の豊かさや魅力を市内各店が表現する「信濃おおまち 雪下かき氷」のルールに大まかに沿って考案。冷涼感とともに中学生の視点で同市の産品の魅力も伝える。
開発したのは4品。北アルプスをイメージした「パチパチ 北アルプス」は、ソーダゼリーの上に氷をのせ、水色のシロップで山を表現。市内の企業の土産物として人気の菓子と、口内ではじけるキャンディーを添えた爽快な品だ。
地元産イチゴをぜいたくに使ったソースの「カラフルストロベリー」は、削った氷の中に白玉団子やブルーベリーなどを埋めた。「抹茶あんみつ風」は、地元店のどら焼きに使われる鹿の子豆と抹茶を組み合わせた和風味。地場産の煮リンゴを主役にした「りんご」も大町らしさを感じさせる。いずれも同市に工場がある「サントリー天然水〈北アルプス〉」で作った氷を用いる。
販売するのは1、11日。1日は「大町やまびこまつり」会場で「パチパチ―」と「りんご」を、11日は国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で「りんご」を除く3品を数量限定で販売。各950円。
開発、販売は起業体験を兼ねて行い、主に携わるのは1年生。関係者を招いて1日に行った試食会では、豊かな発想と工夫、質の高さを評価する声があった。内山凛香さん(13)は「ふわふわの氷の食感を保つのに苦労した。味、見た目にこだわった品を楽しんでほしい」と話す。