
松本市神林の宮田透さん(65)は8月30日まで、「フォト・イラスト短歌展 煩悩か?芸術か?~宮田透の世界」を、同地区の長久寺で開いている。身近な風景写真や有名人を描いたイラストに、短歌を添えた作品など55点を展示している。
「大志をいだけ」のタイトルが付いた作品は、松本市の縄手通りで暗闇の中、ライトに浮かび上がるクモの巣を撮影した写真に、「青ガエルに 焦がれ尾をふる おたまじゃくしよ 少年のこころを わすれるな、タコ」の短歌を手書きした。
青緑色が鮮やかなアオスジアゲハを、カラーペンで描いた絵には、「人のこと 好きの嫌いの 言う前に 己を磨けと 恩師の言葉」と添えた。宮田さんが大好きだという、英国のロック歌手デビッド・ボウイさんの似顔絵や、ツバキとボケの花を描いた絵も。短歌との組み合わせには、あえて関連性を持たせないようにしているという。
宮田さんは10年ほど前から短歌を詠み始め、同じ頃にスマートフォンで身近な風景も撮るように。数年前から人物画や昆虫なども描き、絵や写真の余白部分に短歌をつづった作品を発表している。
長久寺での作品展は毎年8月に開き3回目。午前9時~午後5時(最終日は3時)。入場無料。