
安曇野赤十字病院(安曇野市豊科)は8月2日、市内の小学4~6年生とその家族を対象に、初めての防災教室を同病院で開いた。20人が参加し、楽しみながら防災の知識を身に付けた。
災害時の食事を作れるようにと、米と水を炊飯用の袋に入れ、湯煎(ゆせん)でご飯を炊く方法を体験。病院スタッフの「袋にはできるだけ空気を入れないで」という指示に従い、注意深く袋を縛った。昼食時にカレーにして味わった。
また、市街地の模式的な地図を使い、山、海、川などの自然や町並みに、「どんな危険が潜んでいるか」をみんなで考えた。人体模型や自動体外式除細動器(AED)を使って心肺蘇生の訓練もした。
熊本地震の被災の様子が連日報道される中、児童たちの防災意識は高まっている。豊科南小6年の水谷玲菜さん(12)は「命を守る方法を知りたいと思って、参加を希望した」と話していた。
同病院は、大人を対象にした防災教室を開いてきたが、東日本大震災などの被災地を支援した同病院スタッフらは「小学生の力は大きい」と、小学生対象の教室を企画。医療社会事業部の宮田みゆき副部長は、「子どもだけで悩まず、大人と協力して活動できるようになってほしい」と話していた。