
サンアル公式戦8連敗に響くブーイング
松本山雅FCは8月16日、サンプロアルウィンで行われた明治安田J3第2節で、JFL(日本フットボールリーグ)から今年昇格したレイラック滋賀FCに2―3で逆転負けした。8月開幕に移行した新シーズンのホーム開幕戦を飾れず、今季初白星はホーム連戦となる次節・愛媛FC戦以降に持ち越された。
山雅は攻守に歯がゆかった。石﨑信弘監督は試合後の会見で、「いい形でいいチャンスはつくれているが、なかなか点が入らない。(守備は)後ろの3人が今日はどうしたのか。ディフェンスが安定しないと、締まったゲームにならない」とこぼした。
前半は1―0とリードして折り返したが、互いにシュート10本を打ち合った後半に3連続失点し、1点を返すにとどまった。
この日チーム最多のシュート4本を放ったのはFW田口裕也。だが、ポストに当てたり相手の正面を突いたり。ファン・サポーターはその度に個人チャント(応援歌)を歌って鼓舞した。百年構想リーグは愛媛FCで7得点した新戦力は、期待を肌で感じながら応えられず、「情けない。ただ、チャンスに絡めているのはポジティブな要素。あとはそれを仕留め切れる力を付けていきたい」と前を向いた。
結果を出したのはFW田中想来だ。後半34分に途中出場し、すぐにヘディングシュートを決めた。それでも、「もう1本のヘディングを決められなかった。課題が多く残った」。育成組織で育った生え抜きの4年目は、「アルウィンでブーイングを聞くことが本当に増えた」と、スタジアムの雰囲気も心配した。
とげとげしくなるのも無理はない。これで山雅はサンアルでの公式戦8連敗に。この日の入場者数は9926人。盆の時期のホーム試合で1万人に届かなかったのは、J3降格後初めてだ。
滋賀にJ3リーグ初白星を献上し、次節はJ2から降格してきた愛媛戦。昇格を争う力があることを示せるか。重い一戦になる。