
横浜市の私立中高一貫校、浅野中学校の2年生約250人が8月2、4日、大町市平の森林を訪れ、林業の現場を見学したり、作業を体験したりした。同校の林間学校の行程の一つ。各日3クラスずつ訪れ、森の空気や音、香りなどを肌で感じ、保全の必要性などを学んだ。
生徒は、林業を営む企業組合山仕事創造舎(同市)の担当者から、事前に森林や林業についてオンラインで学んでから来訪。4日は現地で、水源のかん養や土砂災害の防止、生物多様性や癒やしといった機能の説明を受け、森林の状態を見て間伐の重要性も学んだ。
またスギの間伐作業を見学。生徒たちが決めた方向へ間伐木を切り倒す場面では、誘導するための幹に入れた受け口(切り込み)の角度の微妙なずれを代表生徒が確認し、従業員が見事に倒すと拍手が起きた。伐採木の枝払いや丸太切り、広葉樹の枝でキーホルダー作りもした。
黒澤弘樹さん(13)は「伐採は迫力たっぷりで職人技だと感じた。木の香りがよく、気持ちがいい」。受け入れた同組合の橋本拓代表理事(45)は「匂いや振動といった森での体験を心のどこかに残し、今後ふとした時に思い出してもらえたら」と話した。
一行は2泊3日で県内や富山県を訪れ、NPO法人ぐるったネットワーク大町(同市)が林業学習のコーディネートをした。