【亜矢子先生に聞いてみよう!】#7 ゲーム漬けの子 習い事は?

Q 家ではゲーム漬けです。習い事をさせたいのですが、飽きっぽい性格なので何を選べばよいか悩みます…(小学4年生男子の母)

いろいろな体験と出会いを

A ゲーム漬けは心配ですよね。学力や体力の低下に加え、最近では「ゲーム障害」や急激な視力低下も問題になっています。本来は、五感を使った多様な学びができる自然の中で遊ばせるのが望ましいですが、難しければお子さんの好奇心や「快」を別の方向へ導き、世界を広げられそうな習い事をするのも一つの方法です。
スポーツ、学習、芸術などさまざまありますが、CMやネットだけでなく実際に顔の見える信頼度が高い情報を集め、お子さんにプレゼンしましょう。論点は「親が貴重な時間と費用をかけてでも、大切なあなたに〇〇をお薦めする理由」です。
お子さんが少しでも興味を示したものや親がどうしても習ってほしいものは、できる限り体験させてみてください。その中に「やりたい」があればラッキー。なければ親の願いを反映したもので構いません。もし途中で飽きたら?いいじゃないですか、やめて次を探しましょう。
少年少女期にさまざまな経験をすると、人間性や能力が高まるとも言われます。「石の上にも三年」「継続は力なり」の呪縛から逃れていい(笑)。誰もがイチローにはなれないけれど、「この子の特別」はいつか必ず見つかりますから。
また、習い事選びは指導者選びでもあります。人生の経験値が少ない子どもにとって、家族や学校の先生以外の信頼できる大人の生きざまを知ることは、自分の将来をイメージするために有効です。未来に前向きな「足し算・引き算」を考えてあげてください。(小島亜矢子さくら*みらい塾代表)