【亜矢子先生に聞いてみよう!】#10 夏休みの宿題ためてしまう

Q 夏休みに子どもが宿題をためてしまい、最終日に困ってしまいました(小5女子の母)

「どう解決するか」人生勉強に

A 学校で作った計画表通りに宿題を進められる子がいる一方、「どうしてこんなに残すの?」と長期休みのたびに焦るご家庭も多いのでは(笑)。でも叱っても現状は変わらないので、「今ある山積みの課題をどう解決するか」という人生勉強だと気持ちを切り替えましょう。
まずは休みの宿題すべてをテーブルに広げてください。親子で把握することが第一段階です。そこから終わったものを抜きます。
次に最終日以外に休みが何日あるか数えてください。その日数で宿題の山を分けます。
「これは時間がかかるよ」など、ぜひ親がアドバイスを。決めたら毎朝、今日やるべき宿題だけをテーブルに載せてください。子どもは計画表の文字より、実物の量が見えた方が理解できます。
タイマーを活用して休憩を取りながらノルマを達成させてください。「決めたことができた!」の成功体験にもなります。もし終わらなかったら空けておいた最終日に(笑)。これですっきり新学期へGo!
さて、ただ怠けているのではなく、何らかの理由で学習や学校に苦痛を感じる子がいます。親の目でよく見極めてください。長期休み明けに子どもの自殺が多いという悲しい現実があります。心配なら早めの相談も必要です。(小島亜矢子さくら*みらい塾代表)