Q 漢字を毎日たくさん練習しているのに漢字テストで書けません。(小3男子の母)
意味を知って漢字の世界を楽しむ
A 全国学力テストの結果が公表され、長野県は小学6年国語の正答率が全国平均を下回り、特に「漢字」が課題とのこと。長野県といえば「白文帳」。某テレビ番組でも放映されたように、細かく大量の漢字練習が有名(笑)ですが、そんな作業的宿題から脱却し本当に記憶するためには「目」を使いましょう。
用意するのは約10センチ角の丁寧に書かれた漢字一つ。まずそれを見ます。そして目を閉じて文字を思い浮かべる。脳にイメージがはっきり浮かぶまで繰り返すとあら不思議、難しい漢字も覚えられちゃいます。まるで好きなキャラクターのように。
英語で「文字」は「letter」で、漢字は「Chinese characters」。そう、キャラクターなんです!ちょっとワクワクしませんか?かつて学校の米国人ALT(外国語指導助手)が、「カンジ、オモシロイ!」と書(描)いていたのを思い出します。
さてここからです。意味が分からず連ねて書くだけなんてもったいない。なぜかって、漢字は世界で唯一ともいわれる「表意文字」。つまり文字に意味を持つというスーパー文字だからです。なので学ぶ漢字の構成や熟語も調べましょう。
「こんなパーツ(部首)でできているんだ。この前の字もこれ使われてたな。どんな意味なんだろう」と、考えているうちに使い方も分かってきます。丁寧に、毎日1文字につき1ページ使って学習。6年弱で小中学校で習う2134字を覚えられる計算です。
思い出してください。お子さんが生まれて名前を付ける時、漢字だったら意味に思いを込めたのでは?まずは親の愛が込もった名前から学んでみませんか。「漢字ってスゴイ!」と意識を変え、学びを楽しみましょう。