【亜矢子先生に聞いてみよう!】#16 学級閉鎖 家での過ごし方

Q 学級閉鎖で子どもが家にいますが、動画視聴やゲームざんまいで…。何かできないでしょうか。(小学4年男子の母)

プログラミング的思考 料理で学ぶ

A 2年ほど前に突然長い休校になった時、塾生に出した宿題があります。それは「家族のために料理を作る」です。その効果を料理の写真とともに寄せていただいた家の方の言葉で紹介します。
「意外と手のかかるオムライスを家族6人分作ってくれました」「一生懸命野菜をそろえて切ってました」「親子丼の卵が硬かったがこれも勉強!」「かまぼこの板を外すのに苦労したようです」「料理の動画を見ながら楽しんで作ってくれました」「子どもに食材だけ伝えて任せ、その間に大人は仕事ができました」「子どもの違う一面を見られうれしかった」「時々作ってくれるようになりました」などなど。
プログラミングが小学校で必修化されましたが、料理こそプログラミング的思考を身に付けられる最高の学びです。目標に向かって段取りしたり、複数の方法から最適なものを選んだり、同時進行させたり、失敗の修復に知恵を絞ったり…。加えて「家族の笑顔」という最高の報酬は、ゲームの達成感を上回ります。食べることは生きること。ぜひ「命令」ではなく、子どもを「頼って」みてください。
机上では新聞学習を!まだ経験値が少なく狭い世界しか知らない子どもが、ネットで見たいものだけ見るのはもったいない。子どもの好奇心がどこにつながるかは未知数ですよ。新聞を大きく広げてめくると…。あとは「ピン!と記事学習」のやり方をご覧ください(笑)
そしてやはり体を動かすこと!デジタルの害を減らせるとのデータもあります。外に出て景色を眺めながら散歩をしたり自転車で買い物に行ってもらったり、家族でバドミントンをしたり。わが家は庭を小さな畑にしました。
まだまだできることはたくさんあります。ワクワクしながら、わが家ならではの学びを見つけてほしいです。(小島亜矢子さくら*みらい塾代表)