中学生硬式野球リトルシニア大町・安曇野南全国へ

中学生硬式野球チーム「大町リトルシニア」と「安曇野南リトルシニア」が、日本リトルシニア全国選抜野球大会(25~31日、大阪府ほか)に初出場する。昨秋の中南信ブロック新人戦で大町が優勝、安曇野南が準優勝し、進んだ信越連盟(全国選抜の推薦枠5)の順位決定戦を経て、全国切符をつかんだ。創立50周年の大町は、大町、松本市の21人。持ち味は守備力で、安曇野南との新人戦決勝ではダブルプレーを3回決めるなど、全員が役割を果たし、守り勝った。打線は中軸を担う竹内暖(大町2)、太田直希(鎌田2)、牛越稜介(大町2)らの長打力に期待。左腕・松原遼人(同)ら計4人の投手陣が継投で相手打線を抑え、ワンチャンスをものにして守り勝つ展開に持ち込みたい。松坂奏汰主将(同)は「守備力を生かして一勝でも多くしたい」。宮田一馬監督(58)は「キャリアや実力が上位のチームと真剣勝負ができることが何より楽しみ」と話した。2005年創立の安曇野南は、松本、安曇野市と松川、朝日村の33人。センターラインが安定した守備で、1点を守り抜く。身長178センチの右腕・前島慶太朗(丸ノ内2)、180センチの右腕・石﨑夢人(豊科北2)ら5人の投手陣は、長身から投げ下ろす速球や制球力を武器に全国に挑む。攻撃は上位打線が俊足を生かし、力のある中軸につなぎたい。打撃も光る橋本七斗主将(旭町2)は「冬場のきつい練習による進化を全国で発揮したい。気持ちを強く持ち、とにかく1勝を」、丑山潔監督(54)は「前進あるのみ。一つでも多く勝ちたい」と意気込む。大町は初戦で東京神宮、安曇野南は熊谷(埼玉)と対戦する。