祖道さん偲び演奏披露 松本のアルプス草笛会 懐古園で

松本市の「アルプス草笛会」の会員9人が11日、小諸市の小諸城址(じょうし)懐古園で開かれた「祖道さんを偲ぶ草笛の集い」に参加し、演奏を披露した。
集いは、亡くなるまで20年余にわたり懐古園で草笛を吹き、「草笛老人」と親しまれた禅僧・横山祖道(1907~80年)の命日(6月16日)やその前に開き33回目。県内外から約40人が集まり、遺影に献花した後、「ふじの山」「茶摘み」といった唱歌や行進曲などを奏でた。
上條恒嗣会長(74、県1)は「葉っぱ1枚で奏でる音色が景色に調和する。毎年全国の仲間と会えるのがうれしい」と話していた。