より良い街目指し始動子ども未来委員 会参加最多、11月市に提言

松本市内在住・在学の小学5年~高校3年生が参加する「まつもと子ども未来委員会」の本年度(10期)の活動が始まった。委員数は過去最多の45人。19日は2回目の会合をあがたの森文化会館で行い、今期の活動目標やテーマを決めた。
市が設置。学年や学校を越えて五つの班に分かれ、「自然が豊か」「歩道や道路が通りにくい」といった松本の好きなところや課題などを出し合った。共通意見をまとめるなどし、活動目標は「さらに住みやすい松本を目指そう」とした。
また、大型商業施設の閉店、外国人観光客への対応、交通の利便性向上や交通事故の減少といった関心事や昨期までの活動を基に取り組むテーマも考えた。今後は交通、PR、自然、歴史、商業、校則の六つのグループで活動し、現状を調べ課題を話し合って11月に市に提言する予定だ。
4年連続で参加する松島中3年の大沢朱夏さん(14)は「自分たちの力で松本を変えられるかもしれないと思い、応募した。いろんな意見が聞けて勉強にもなる」。昨期に続き委員長を務める松本工業高3年の田中洸介さん(18)は「活動を通じて低学年の子も自分の意見をしっかり持ち、言えるきっかけをつくっていきたい」と話した。