人と環境に配慮多彩な16ブース 山形村でわくわくマルシェ

人と環境に優しいライフスタイルを目指す「やまがたわくわくマルシェ」は19日、山形村おためし住宅(下竹田)と、隣接する地域交流拠点「ふらっと」で開いた。生活クラブ生活協同組合山形支部が主体の実行委員会の16ブースが出店。村内外から大勢の人が訪れにぎわった。
より多くの出店者と触れ合ってほしいと、「春の花めぐり」と題して各ブースを回るスタンプラリーも実施。焼き菓子や木工作品、花や野菜苗などの販売の他、無添加リップクリーム作りのワークショップや茶道体験、ピアノ演奏と絵本の読み聞かせなどもあり、来場者はゆっくりとブースを回り、出店者との会話も楽しんでいた。
マルシェは昨年5月、同支部の窪田典子さんが「コロナ禍で薄れたつながりや人が集まる機会をつくり、地域を元気にしたい」と考えたのが発端。
日頃から環境問題に意識を高く持ち、さまざまな活動をしている組合員が多く、「その人たちが大切にしている物を知ってもらい、安全性より安さや便利さが優先されている現状を考える機会にもなれば」と開き3回目。
今後も継続して開くといい、窪田さんは「スタッフや来場者があちらこちらで話し込む姿があり、ほほ笑ましくうれしかった。人と人はつながっていくと改めて感じた」と話していた。