漫画家の鈴木さんラジオ番組好評 SBC「ソラトモとスズトモ」

松本市観光大使で漫画家の鈴木ともこさん(46、松本市)が今春からパーソナリティーを務めるラジオ番組が好評だ。「ソラトモとスズトモ」(SBCラジオ、日曜正午~午後0時25分)で、「世界中、同じ空の下にいる一人一人に寄り添えたら」という願いが番組名にこもる。小さい頃から大のラジオ好きで、自身の番組は夢だったという鈴木さん。地域の魅力もアピールしている。
「スズトモのネタ帳」のコーナーでは、鈴木さんが日頃感じることをつづったエッセーを朗読する。松本在住14年の愛情を込めて情報を発信する「スズトモのイイトモぅ」では、松本城、湧水、美ケ原や上高地などを、住民目線で紹介してきた。
鈴木さんの明るく落ち着いたトークや、SBCのベテランアナウンサー飯塚敏文さんとの温かみあるやりとりも、番組の大きな魅力だ。
鈴木さんは、SBCのテレビ番組「ずくだせテレビ」が始まった8年前から、不定期でコメンテーターを務めてきた。「テレビと違い、ラジオはリスナー一人一人に語りかけるメディア。言葉に励まされたり、曲に勇気づけられたりする。日常にそっと入り込む、アナログの感覚を大切にしたい」と話す。
リスナーからのメッセージにも、鈴木さんが全て目を通す。「質問、感想、伝えたい思いなど何でも大歓迎」という。
インターネットのラジオアプリ「radiko」(県内は無料)、ポッドキャスト配信でも聴ける。第5日曜は放送なし。詳細はSBCのウェブサイトで。