要約筆記ボランティア「ペンペン草」「筆談カフェ」和やかに交流

塩尻市の要約筆記ボランティアグループ「ペンペン草」は22日、難聴者と健聴者が一緒に文字でおしゃべりを楽しむ「筆談カフェ」を市保健福祉センターで開いた。市内外から15人が参加し、和やかに交流した。
初めにスタッフが文字で伝えるこつを教え、「字をいつもより大きく、濃いめのペンで書く。『お住まいはどちらでしょうか?』など丁寧な言葉を使うと伝わりにくく、『おうちはどこ?』など簡潔で具体的に、結論から書くように」などとアドバイス。参加者は自己紹介し合うと、たちまち打ち解けた。
市内から参加した高齢の男性は、携帯用のホワイトボードを持参。「難聴になった時のために参加した。勉強になった」と話した。
「ペンペン草」会員は、手話を使わない聴覚障害者や高齢による難聴者に、講演の内容を文字で伝えたり、病院の受診を手助けしたりしている。

塩尻市社会福祉協議会は、6月に開く「要約筆記入門講座」の受講者を募集している。手書きコースは2、9日、パソコンコースは23、30日で、いずれも午前10時~正午、会場は同センターで受講料250円。申し込みは市社協TEL0263・52・2795