50回目迎える「木曽音楽祭」

第一線で活躍する音楽家らが木曽町日義の木曽文化公園文化ホールに毎夏集い、演奏される機会が少ない名曲を披露する「木曽音楽祭」が今年50回目を迎える。節目を盛り上げようと、町民有志の実行委員会がさまざまな企画を立て、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。
例年より出演者を増やすほか、記念誌発行、コンサートを収録したCDや記録映像番組の制作などを企画。事前に名古屋市でPR公演も予定している。CFは個人や企業から100万円を目標に募り、返礼品はコンサートへの招待やCD、町の特産品など。
8月22日に前夜祭、各日3曲ずつ演奏するコンサートは23~25日。クラリネット奏者の山本正治さんとチェロ奏者の山崎伸子さんがミュージック・ディレクターを務め、2人を含む演奏家28人が出演する。チケット販売は電話での先行予約が6月9日、購入サイトなどは10日から。
音楽祭は、地元のクラシック愛好家が「木曽に演奏会を招こう」と呼びかけ、1975年に初開催。以降毎年開き、コロナ禍で中止した2020、21年を含めて50回に。昨年は3日間で約1600人が来場した。
CFは=サイト「CAMPFIRE」=で6月30日まで受け付けている。問い合わせは実行委事務局TEL0264・21・1222