シンプルなオリジナル家具を
松本市五常の家具職人宮下丘(たかし)さん(39)は20日、家具工房の一角にギャラリーをオープンする。
「身近な生活道具を作りたい」というコンセプトで、宮下さんが手作りするテーブルやスツール、ランプシェードなど、シンプルな家具をメインに展示販売する。木の虫食いの部分も意匠として生かすのが特徴の一つだ。
鉄から作った媒染液を塗った黒色の木皿が目を引く。「黒い器は料理が映えて盛り付けが楽しくなる」と料理好きの宮下さん。朝日村のアーティストAas(アアス)Ani(アーニー)さんが木版画を刷った布を宮下さんが額装したり、スツールの座面に使ったりしたコラボ作品も並ぶ。
「オリジナル家具を発信する場にしたい。料理家のワークショップなども開けたら」
オープニングイベントとして新店舗に20日午前11時~午後4時、市内外の天然酵母のパン、平飼いの有精卵、焼き菓子、おはぎ、スパイスカレー、本、ヘアカットなどの10店が出店する。
開店日は毎月最終週の週末の予定。詳しい情報はインスタグラムで。宮下さんTEL090・7219・3444