チラベルト杯県中学新人サッカー塩尻西部・広陵V

中学校サッカーの第22回チラベルトカップ県新人選抜大会は11月18、23、25日、松本市旭町中グラウンドなどで開いた。最終日の決勝で塩尻西部・広陵合同が旭町を4─0で破り優勝した。両チームは北信越大会(12月23~25日、石川県)に出場する。
前後半25分ずつ。決勝は開始直後から塩尻西部・広陵が猛攻を仕掛け、前半1、4分にMF勝見陽斗(広陵1)、6分にFW春日洸哉(同2)が得点。後半6分にも春日がダメ押し点を挙げ、守っても素早い寄せと運動量で上回り、相手に決定機をつくらせなかった。
少子化などで中学サッカー部員が減り、今大会にも四つの合同チームが出場した。塩尻西部9人、広陵15人の1、2年生で編成するチームは中信大会4位から逆転劇を演じ、北澤天斗主将(塩尻西部2)は「全員が全力でやれた。(合同チームでも)選手間の信頼の強さはどこにも負けない」と胸を張った。
中信地区1位の旭町は、立ち上がりに失点する悪癖が顔を出し、大会3連覇を逃した。四方侑吏主将(2年)は「練習が足りなかった」と、全国大会出場を目指す来季への課題と受け止めた。
大会は中体連新人戦の県内4地区の上位各4チーム、松本市の上位6チーム、塩尻木曽と安曇野各1位の計24チームが出場。予選リーグを経て16チームが決勝トーナメントで争った。