サッカー県クラブユース選手権 フォルツァ松本初V

サッカー中学生年代のクラブチームが争う第32回県クラブユース選手権(U-15=15歳以下)で、フォルツァ松本が初優勝した。17日に開幕する北信越大会(新潟県)に駒を進め、全国大会の切符を目指す。
県大会は28チームが出場して5月20日に開幕。フォルツァは予選ラウンドを4戦全勝、決勝トーナメントは1回戦でアンビシオーネ松本、準決勝でCFバロ(長野市)を破った。
決勝(4日、サンプロアルウィン)の相手は、同じ中信勢のFCセダック。前半、MF山口悠人(堀金3)がFKからのこぼれ球に反応し、「思いっきり右足を振った。今大会のベスト」という会心のゴールで先行した。
だが、追いつかれてPK戦に。「PKはわりと好き」というGK藤田泰成(筑摩野3)が3本を止めて優勝を引き寄せた。「練習の成果が出た。めちゃ、うれしい」と藤田。
3得点を挙げるなどし、大会最優秀選手に選ばれた塩田悠真(梓川3)は「いつもより動きは硬かったが、ボールを持った時は負けなかった」と、個人技に自信を深めた様子。
主将の伊藤怜生(れお)(菅野3)は「苦しい試合も粘り強くできて、3年間の成長を感じた。北信越大会は、チームの持ち味の個人技を出し切りたい」と意気込む。
北信越大会は、県2位のセダックを含む5県の代表12チームと、松本山雅FCなど北信越U-15リーグ所属の12チームが出場。3位までが全国大会の出場権を得る。