平和への思いなど表現 本郷公民館書道クラブ作品展

松本市本郷公民館で活動する書道クラブは5月31日まで、6歳から大人まで約36人の書約90点を同館ロビーに展示している。
ひときわ目立つのが「平和」をテーマに書いた作品だ。「元気」「笑顔」「Peace」など、文字の形の一部を変えたり、笑顔やハートマークを入れたりと、各自がイメージする色形で表現した。
岡野結月さん(8、本郷小学校3年)は、「戦争がなくなってほしい」との願いを込めて「平和」と書き、周りにカラフルなハートをちりばめた。川澄花さん(9、同)は、好きな「書道」と書き、「四つ葉のクローバーは幸せを呼ぶ」と鮮やかな花やクローバーを添えた。
講師の田中洋子さん(70)は「書を通して終わらない戦争について自分には何ができるのか、普通に暮らせるありがたさを今一度考える機会になれば」と話した。