県市町村対抗小学生駅伝 安曇野市2年ぶりV  3位に松本市

県市町村対抗駅伝(長野陸上競技協会など主催)の第19回小学生大会は4月27日、61チームが参加し、松本市の信州スカイパークやまびこドーム周辺を周回するコースで開いた。関係分は15市町村が出場し、安曇野市が2年ぶり2度目の優勝。松本市が3位に入った。
4年生以上の男女各2人が1.2キロのコースを1周ずつ(計4.8キロ)走り、たすきをつないだ。
安曇野市は、1区小林有芽乃(穂高北6)がスタート後に集団から抜け出し、5番手で2区矢口諒星(豊科北6)へ。千メートル3分12秒93の自己記録を持つ矢口は、ラストスパートの激走で3番手に押し上げた。
続く3区長谷川舞桜(豊科南6)が前の2人を追い、1人抜いて2番手に。アンカー熊井聡亮(三郷5)は一時3番手に下がったが、ペースを上げて前との距離を縮め、2人を同時に抜いて先頭に。「このまま1位を保って絶対に優勝する」と強い気持ちで走り抜き、昨年のタイムを37秒上回る16分2秒でゴールした。
チームは1カ月余り前に結成。3位入賞を目標に、坂を利用したコースや短距離、長距離の練習メニューを選手が考え、こなしてきた。昨年は補欠だった矢口は「5位で悔しい思いをした先輩たちに恩返しする意味でも、優勝できてうれしい」。
鳥羽一彦監督(59、安曇野かけっこクラブ)は「自分たちで決めた練習を1カ月やり抜き、成長した。皆が順位を少しずつ上げ、全員でつかんだ優勝」とたたえた。
松本市(河野花音=梓川6、金井立志=山辺6、山田純菜=岡田6、伊藤渉=梓川6)は、3区まで先頭を維持してレースをリード。16分15秒でゴールし、昨年の14位から大きく順位を上げた。