防災テーマにパッククッキング学ぶ

松本市食生活改善推進協議会は17日、防災をテーマにした研修会を市南部保健センター(双葉)で開いた。各地区の代表34人が参加し、能登半島地震の避難所支援に行った市職員の話を聞き、災害時に役立つパッククッキングを学んだ。
講演は市危機管理課・地域防災マネージャーの宮坂政行さんが、被災地に3回行って感じた温かい食事や野菜・果物を食べられる喜び、災害への備えや自助の大切さを強調した。
パッククッキングは、少量の水と鍋、ポリ袋などがあれば主食からデザートまで作れ、そのまま食べられる。参加者は春雨サラダ、凍り豆腐の煮物、きなこと黒ごまの豆乳シェイクなどを作り、会員の茂木博子さん(66、島内)は「新しいメニューが知れたので、地区に帰って伝えたい」。赤羽みち子会長(75、内田)は「自分だけで料理をしているとマンネリ化しやすいが、みんなでやるとレパートリーが広がり刺激し合える。ぜひ仲間を増やしたい」と話した。
食改養成教室は8月から開き、受講者を募集している。申し込みは市北部保健センター℡0263・38・7677