写真でいざなう水辺 大町ダム情報館でパネル展

大町市平の大町ダム情報館の一角に6月中旬ごろまで、市内各所や黒部ダム(富山県)の水辺の風景を撮った写真と、その場所を示した地図と解説を入れたパネルが展示されている。写真は同市常盤のカメラマン柏原清さんの作品。地域の多様な、水がある光景を紹介している。
青木湖や木崎湖、中綱湖、北葛沢、大町ダム、高瀬川などを撮った計10枚。木々の葉が映り込む湖面でカヌーやSUP(サップ)(スタンドアップパドルボード)を楽しむ人や、残雪の北アルプスと高瀬川の流れを収めた1枚など。
展示物は、河川管理者と連携して河川の維持や環境保全、管理に関する情報の収集や提供などをする河川協力団体「NPO法人ぐるったネットワーク大町」(同市)が、国土交通省大町ダム管理所に委託(昨年度の事業)されて作製。柏原さんに写真の提供と解説文の執筆を依頼し、3月から展示している。
柏原さんは「水辺の風景を楽しみながら、館内のダムに関する展示も見てもらえたら」。同NPOの鈴木幸佳事務局長は「ダムだけでなく流域の地域全体に思いをはせ、大町のいいところを知ってほしい」と話す。
午前8時半~午後5時半。同所℡0261・22・4511