来年2月上演「頼朝・義仲ドラマ」参加者募集

6月に松本市でオーディションとWS

来年2月に松本市で「頼朝・義仲ドラマ(仮称)」を上演する会(美咲蘭代表)は6月、一般を対象にオーディションと第1回ワークショップ(WS)を開く。市民参加型の演劇公演で、「皆で学び合いながら、郷土の歴史文化に理解を深めたい」という。
県内各地で語りや演劇を指導する美咲さん(同市島立、オフィス蘭主宰)が企画・構成・演出を手がける。出演は美咲さんのほか、劇団ドラマシューレ「星座」、民謡や合唱、舞踊団体などの小学生から80代まで50人以上を予定。ギターやピアノ、アフリカ民族楽器などの生演奏も交える。
美咲さんはこれまでも中信地区ゆかりの歴史的な人物、事柄をテーマに県内各地で演劇を上演。今作は鎌倉時代の信濃に焦点を当て、源頼朝と木曽義仲の関わり合いや、鎌倉幕府と松本城を巡る逸話(松本城築城の際に出土した伝承を持つ地蔵菩薩(ぼさつ))などを描く。
「演劇公演を通して郷土の歴史や文化、伝承への関心を高め、古里を思う心と誇りを育みたい」と美咲さん。
オーディションの対象は出演者とスタッフで、1日午後1時半、まつもと市民芸術館(深志3)スタジオ2。経験や年齢などは不問。練習は50回以上を予定している。
WSは22日午後1時半、Mウイング(中央1)。東映俳優で剣会の白井滋郎さんを講師に、刀となぎなたの使い方を学ぶ。どちらも参加無料で要申し込み。美咲さん℡080・5140・8005