歴史深く芸術的フランスワインを
「美しい土地で、美しいワインを」をコンセプトに、神奈川県から移住してきた渡邊環さん(38)が開いた。ロイヤルブルーの扉と屋根が印象的な外観。築約60年の元喫茶店を改装した。
多くの有名ワイン産地が存在するフランス。同店では、フランスワインのみを取り扱い、常時100種類をそろえる。7割はブルゴーニュ産だ。
ワインは温度によって劣化しやすいが、ワイン本来の魅力を伝えたいと、流通経路が明確なワインのみに厳選。蔵元から鮮度管理を徹底し、店内のセラーで通年、理想的な環境を保っている。
渡邊さんは20歳の時、アルザスで飲んだワインに感動し、ソムリエ資格取得、都内のワインショップ勤務など、ワイン業界に15年以上関わってきた。フランスワインは「歴史が深く表現豊か。口当たりがいいので、ずっと飲み続けられる」と評価する。ブルゴーニュ地方は、地層がめまぐるしく変わり、畑によって味わいやランクも異なる。「芸術的でおいしいワインを皆さんに知ってもらいたい」と話している。
試飲も可能。正午~午後9時。月曜定休。