初心者熱心に歌詠み 短歌フォーラム実行委が講座

塩尻市の全国短歌フォーラムin塩尻の実行委員会は短歌の愛好者を増やそうと5月22日、講座「ティータイムに短歌をつくろう」を塩尻短歌館(広丘原新田)で開いた。市内外から主に初心者の6人が参加し、熱心に歌を詠んだ。
講師で同館指導員の藤森円さんが、歌人の岡本真帆さんらがスマートフォンで自在に短歌を楽しむなど最近の傾向を紹介。「まず言葉でなく、自分の感性をかき集め、一行の詩を作る思いで」と促した。
参加者は、館内に展示された歌集を読んだり、同館近くの歌碑公園を散策したりした後に歌を詠んだ。字余りを相談する人に藤森さんは、歌人・俵万智さんの「サラダ記念日」を引き合いに出し、「本当は『鶏の唐揚げ記念日』だった。罪のないうそならいい」と助言した。
参加者の作品は、JR広丘駅コンコースの短歌館コーナーに展示する。

塩尻市は、38回目の全国短歌フォーラムへの投稿を募っている。6月14日締め切り。自由題と題詠「食べる」の計2首までで自作、未発表の作品に限る。入賞者は10月以降にホームページで発表。投稿料は1首でも2首でも千円。郵送(〒399-0738塩尻市大門七番町4番3号「短歌フォーラム実行委員会」)か、フォーラム=ホームページ=から。問い合わせは実行委TEL0263・52・0903