「追分屋旅館」開設のワイナリーで試飲即売会

松本市里山辺の追分屋旅館が昨年7月に敷地内に開設したワイナリー「DOMAINE DE YUNOHARA」は5月26日、初めて仕込んだワインやシードルの提供開始を記念する試飲即売会を同所で開き、約120人が参加した。
ワインは「カベルネ・フランロゼスパークリング」と、同旅館限定で提供する白「デラウェア&ナイアガラ」。シードルは、「ドライ」と「セミスイート」を用意。参加者は香りなどを確認しながら味わった。
ロゼスパークリングは、シャンパンと同じ瓶内2次発酵で製造し、イチゴなどの香りがする辛口。シードルは、どちらも「ふじ」を中心に5種のリンゴを使い、発祥地の一つとされるフランス・ブルターニュ産を意識して造ったという。
訪れた田中ゆかりさん(67、同市惣社)は「スパークリングワインは飲みやすくておいしい。シードルは初めて飲んだが、リンゴの甘い香りが印象的。近くに新しいワイナリーができたので楽しみ」。花岡秀俊社長(44)は「勉強することも多く、ようやくここまで来られて、感慨深い」と話した。
ロゼスパークリングは375ミリリットル入り3080円。ドライは375ミリリットル入り1210円、750ミリリットル入り2090円。セミスイートはそれぞれ1375円、2310円。同旅館TEL0263・33・3378