伝わる“サツキ愛” 山辺さつき会会員盆栽作品展

松本市里山辺地区の住民らでつくる「山辺さつき会」は1、2日、51回目の「さつき展」を同市入山辺の山辺ワイナリーで開いた。会員5人が丹精したサツキ盆栽約70鉢が並び、訪れる人の目を楽しませていた。
並べられた作品はどれも、多彩な色や形、創造性と技術が伝わる枝ぶりなど、会員の“サツキ愛”が伝わる力作ぞろい。会員の剪定(せんてい)方法の実演を、熱心に見入る来場者の姿もあった。
水やり、肥料、消毒など、毎日まめに世話をしながら、長い年月をかけて育てるサツキ盆栽。会員の一人は「巣立っていかないので、子育てより大変」と笑う。
会員は現在、60~90代の男女9人。責任者の赤羽博さん(85)は「『慈しんで育てる』のが最大の魅力。若い人もぜひ仲間に加わってほしい」と話した。
入会は住所、年齢など不問。