円熟味ある歌声披露 大町混声合唱団 定期演奏会

大町市を拠点に活動する「大町混声合唱団」は30日、40回目の定期演奏会を市文化会館で開く。発足から50年を超える歴史ある合唱団が、硬軟織り交ぜたステージで、円熟味のあるハーモニーを披露する。
3部構成で、第1ステージはヨーロッパ宗教曲集、第2ステージは「飛行機よ」など合唱名曲選。エンターテインメント要素の強い第3ステージは、邦画の主題歌による混声合唱曲集「合唱はつらいよ」から、「男はつらいよ」「セーラー服と機関銃」ほかを歌う。
団員は市内外の34人。定演は1971(昭和46)年の発足からしばらくの間は隔年で、30年ほど前からほぼ毎年開いている。長年指導する合唱指揮者の中村雅夫さん(松川村)は「3種類のステージを展開するのがこの合唱団の定演の特徴。平均年齢は高めだが、若々しく頑張っている」。
最古参の原沢文子さん(85、同市)は「頑張ります」と練習に熱が入り、団長の江端富男さん(76、同)は「男声、女声だけでは出ない味わいや、歴史を感じてもらえればうれしい」と話す。
午後2時開演。800円(中学生以下無料)、全席自由。チケットの扱いは同館TEL0261・22・9988